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植え替え作業
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さあ、植え替えのために株を引っこ抜きます。
ちなみに、植え替える前のベアルートで輸入されたままの状態の根は下記の写真のような感じです。
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引っこ抜きます。
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一年の成果やいかに。
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ズボッ
ガッチリ活着していました。なんだか水をしっかり吸いそうな根ですね。
プラ鉢から引っこ抜くのもかなり大変で、プラ鉢の内側にも根がびっしり張り付いていました。
なんか、根はもっと変わったフォルムなのかなと勝手に想像していましたが、意外と普通の根っこでした。
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自生地では岩のような場所に浅く根を張って活着しているようなのですが、自生地の根際の写真も見てみたいですね。
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発泡スチロールブロックを入れ込んであるのは、少しでも鉢内の用土量を減らしたかったからです。(去年、植えこんだ時はこの植物にどんな用土が適しているのかわからなかった為、かなり軽めで排水性の良い用土の配合にしました。)
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今回の植え替えでは、1年栽培した結果、もっと思いっきり水持ちが良い配合が適しているのではと感じたので、もう少しずっしりしたブレンドになりました。
また、化成肥料も入れて、普段はあまり使わない有機肥料も入れました。
今期でまさかの根腐れをしてしまったらすいません。多分大丈夫だと思います。
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植え替えをしたキセロフィタ。
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キセロフィタの管理方法
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こんなガッチリ活着してくれたキセロフィタですが、うちの環境で一番陽が当たる場所に放置して水を適当なタイミングでかけたりの管理のみです。
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ちなみに雨の当たる場所です。風通しはないよりは、それなりにあった方がいいと思います。
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この植物は水をぶっかけても、本体はすぐに乾いてしまうため、成長期は見かけたらホースでシャワーをジャブジャブかけていました。(水をかけなかったから枯れるということもないです。)
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液肥も好むようで、薄めたものを頻繁にかけていました。
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冬になると、気温の低下を感じて、自然と葉を落としたので、それからは雨の当たらない軒下のような場所に移動させました。
冬もそのまま、断水でオッケーだったと思います。なんてったって乾性植物ですから。
耐寒性もかなりあります。
乾燥している状態だとマイナスになっても耐えられるんじゃないでしょうか。(海外のサイトでは、マイナス12℃ (-12℃)まで耐えられると書いてあるページもありました。)
濡れている状態で凍ったりしたら、さすがにマズそうです。
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栽培のポイントはもしかしたら、乾燥と潅水のメリハリを意識して栽培すると良いかもしれません。
夏、葉が出てきたら雨の当たる場所で水ジャブジャブ管理で、冬に葉を落としたら雨の当たらない屋外で断水というような。
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下の写真は、こちらもInstagramでポストしたうちの株ですが、寒さを感じると葉が赤紫色になってくれて、これまた目の保養になり楽しませてくれました。
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ダンゴムシが大好きなキセロフィタ
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キセロフィタは、ダンゴムシやワラジムシに大変好かれます。
おそらくこのヘゴのようなスッカスカの質感が大好きなのです。
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ダンゴムシなどは落ち葉や木の茎などを食べているようなので、もしかしたら、キセロフィタも少しずつ食べられたりしているのかもしれません。
もしそうだとしたら注意ですね。
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僕はキセロフィタは年間屋外で管理しますので、すぐに住み着かれてしまいます。もう放っておいてますけどね。
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次のページはキセロフィタから採れた種子や実生についてです。
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