フィンランド旅行記 -Vol.9- 五日目 後半 ARABIA工場 / FAZER本店 / カフェ モスクワ (2016.12.28 )

引き続き、アラビア ファクトリーです。

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こちらには、以前はアラビアのアウトレットがあったそうですが、現在はアウトレットはなくなっています。

正式にはイッタラ&アラビアデザインセンターと言うそうです。

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1階にはショップ、9階にはミュージアムがあります。

過去の作品が展示されているミュージアムは必見です。ちなみにこのミュージアムは1948年にオープンしたそうなので長い歴史がありますね。

無数の作品が展示されています。

ガラスケースに入っているのは、グラスやマグカップなど。

暮れゆく街の眺めが綺麗です。
陶器のカラーサンプルたち。
誰の作品かわかりませんが、おそらくは貴重な陶板。
これもすごいですね。

↑Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)の作品。

こちらはBirger Kaipiainen(ビルガー・カイピアイネン)大先生の初期のパラティッシ。現行のものよりも、色味が暗く、隙間が多いです。

パラティッシは日本でもとても人気がある名作柄です。

パラティッシは、元々は豪華なパーティなどに用いられる高級ラインの食器というコンセプトで作られたそうです。


僕は以前はパラティッシの柄にはあまり興味を持っていませんでしたが、帰国後カイピアイネンの装飾皿など他の作品群を見たときに一気にカイピアイネンに心を奪われ、今ではパラティッシの柄も好きになりました。

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カイピアイネンの作品は、かわいい要素も充分あるのですが、ほのかに暗さを漂わせていて、どこかメランコリックな印象があります。

小さいときの夢が、デザインのインスピレーションになっているようです。

鳥がたくさん登場するのもポイントが高いですね。時計のモチーフはいつも12時15分を指しているというのも好きです。

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現在、主に流通しているパラティッシは丸ですが、上の写真にもあるように、パラティッシは最初は楕円(オーバル)の形をしていたようです。

いろいろな食器に落とし込まれたパラティッシ。

色なしVer。

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こちらはガラスの巨匠、Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)大先生によるもの。

2019年4月22日、Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)はご逝去されました。

アニュアル・キューブを思わせるガラスの作品。

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ガラスのカラーサンプル。

階段状に4段階に分かれているのは、厚みによって色味の濃度が変わるからです。

並べてあるだけでも、絵になりますね。

急遽、トイッカ バードが欲しくなった方はこちらへ

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次のページはカイ・フランクについて少し。

そして、アラビアを出てモスクワへ。

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