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続いて二体目です。
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パキプス-2
こちらの株は最初のパキプス-1よりも、塊根自体に丸みがあります。
そして主根はくびれがあり、断面はパワータンクを思わせる太い径です。
この下にはパワータンクが付いていたのか、心なしか多肉質な感じがしないでもないです。
個人的にはパワータンク途中でバッサリ株は、そこにカビが生えたりしやすそうなイメージなのですが、この断面で発根したのかと、後から考えてみると、いろいろと思うところはあります。
こちらの株も赤みはありますね。
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サボテンにおける赤腐れは、サボテンを腐らせる菌が侵入してきている、ということで赤くなっている部分を除去する必要があるのですが、パキプスに関しては赤くなっている=ダメということでもないようです。
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こちらの本では、パキプスの主根断面の色味が写真で、○(マル)、△(サンカク)、×(バツ)とランクづけされていますが、この本における○(マル)のような白っぽい新鮮なごぼうの断面のような輸入パキプスはなかなか出会えないのではないでしょうか。
もちろん、新鮮に越したことはないので、切りたての主根の断面があんな白っぽい個体に出会えたらラッキーですね。活着率は高そうです。
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断面をカットすると多少新鮮な部分が出てきたりすることはあると思いますが、酸化かわかりませんが、断面の色は時間が経つと徐々に変色していくような気がします。
断面をカットした直後にあの色だったら、良いということなのかもしれません。
今回紹介している株は、断面カットは特にしていません。あの写真の状態のまま植え付けています。
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上記の写真の株が活着したのが、下の写真です。
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しかし、ああいった赤さがあっても発根するとは、参考用として撮影した断面でしたが、これを見たことで、パキプスについてさらによく分からなくなったような気もします。
やはり、株の見た目で活着するかどうかは完全には判断しきれないというのは、あると思います。
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もちろん、明らかに水分が失われた軽い株や、乾燥してシワシワになっている株は成功の可能性は減ってくると思います。
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この記事の情報が、ベアルート株にチャレンジする上で少しでも参考になれば幸いです。
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twelve 青木 健太朗
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