オペルクリカリア パキプス(Operculicarya pachypus) のベアルート株をペットボトルで発根管理してみました。
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前回のパキプス関連の記事はこちらです。
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とても難易度が高いとされる、輸入パキプスの再発根です。
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今回は鉢の代わりに2リットルのペットボトルをリユースして、発根管理に挑戦してみました。
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ペットボトルを使おうと思った理由としては、まず透明であることです。
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僕は、普段の栽培では黒プラ鉢をメインで使用しています。
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黒プラ鉢の場合、当たり前ですが、鉢の中身は見えないので、中の状況を想像した上で、潅水するのか、根は詰まっているのかなど、これからの行動を選択していくと思います。
ですが、難易度の高いパキプスとなっては、どんな手段を使っても発根させなくてはなりません。
潅水のタイミングは用土が一度乾いてからにしたいですし、なかなか鉢内が乾かない時は風に当てたり乾かす努力をしたいです。
やはりその辺は透明な方が有利です。
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他にペットボトルの利点は、パキプスやコミフォラなどの主根が長い植物に合った縦長サイズということです。
また材質的に、簡単に穴を開けたり、切って高さを加工して調整できるという点です。
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ペットボトルの強度は、銘柄により多少差があり、個人的には財宝が硬くて好きです。
最近は、エコの観点から、いろはすのようなフニャフニャペットボトルが環境に良いということになっていると思います。
財宝は強度の点では、時代に逆行していますが、鉢として使用する分にはいい感じです。
ただ硬いと穴あけなどの加工もその分、大変になります。
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プラ鉢は安いもので数十円ですが、高いものは数百円くらいになります。
それに比べてペットボトル鉢は、なんとタダです。
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下記の三種の神器で、簡単に加工できます。三種の神器はもちろん100円ショップなどでも手に入ります。
ペットボトルでの植物栽培って、SNSやいろいろなブログをはじめ、ネット上で探すと結構やっている人がいるようです。
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塊根多肉植物メインでいつも物事を考えてしまいますが、少し範囲を広げて検索してみるとハーブなどの植物をペットボトルを横に切って、横長鉢として使用している方など、様々な使用方法がすぐに見つかりました。
ペットボトルを使用すること自体は別に珍しいことでもなさそうですね。
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そして、たまたまユーフォルビアの聖典であるEuphorbia Journalをペラペラめくっていると…
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すると、こんなところにもペットボトルが!
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これでペットボトルが園芸と密接な関係にあることがわかりました。
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次のページではパキプスのペットボトル実践編です。