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そして、話は飛んで、僕の自慢のパキプスです。
以前インスタにもこんな感じで載せたことがあるのですが、実はこのパキプス…
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下はペットボトルでした!
この長さといい、なんとも言えないダサさですね。
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鉢にものすごいプレミア価格がついて定価の数倍の価値になったり、そんな鉢をめぐって転売行為が横行したりという、昨今のカオスな園芸の潮流があるからこそ、敢えてこのようなペットボトル鉢を使用することはある意味でカウンターカルチャー的とも言えます。
僕が陶芸家だったら次はペットボトルの形の陶器鉢を作ります。
という冗談はさておき、「南アルプスの天然水時代に親切にも施された持ちやすいくぼみ(※)」が、再利用されて鉢になった今でも持ちやすさキープです。素晴らしい。
サントリー内でユニバーサルデザインを意識して考案されたペットボトルの形状。
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パキプスのベアルート株を購入する際に、あまり信用ならないのは、このような太い枝からぴょこっと出ている小さい葉です。
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もちろん出ていないよりはいいですが、輸入直後の株だと、抜かれる前の葉が残っている場合がありますので、葉っぱが付いている=発根する株ではないということです。
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こういう葉は発根管理中に一回ほぼ確実に落ちます。
(ちなみに上の写真の、ぴょこっと葉は発根株なので、みずみずしさもあります。)
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根っこが目視できない状況でパキプスが発根したのではないかと確信を持てるのは、上の写真のような、まだ茶色に木質化していない赤緑色のようなフレッシュな枝がニョキニョキと上がってきた時です。
これくらいの枝は発根していないと、おそらく株のパワーだけで出せないんではないでしょうか。
やはり根と枝、地下部と地上部は相互にリンクしています。
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そしてペットボトル栽培だからこそ楽しめる、地中の様子。
根っこが徐々に見えるようになってきました。
パキプスのベアルート栽培に苦渋を飲んだ方だったら、パキプスの根っこをアテに晩酌なんかもできたりするくらい、パキプスの根を渇望していると思います。
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それくらい発根及び根は重要なのです。
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がっちりと発根している株なので、下の写真のような、不良的なパキプスの持ち方をしても全然平気です。(実はやってみるまで、ちょっと怖かったですが。)
ペットボトルは黒プラ鉢に比べて薄いので、発根してくるとパツンパツンに表面が張ってきます。
それも一種の目安ですね。
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