アメリカの先住民ナバホ族の人気シルバースミスである Gary Reeves (ゲーリーリーブス)さんが7月19日にお亡くなりになっていたようです。
たまたまマライカのホームページにてインディアンジュエリーを物色していますと、その事が出ていてちょっとびっくりしました。
肝硬変だそうです。
作品数も多く、なんか作るスピードも速いイメージがありました。
人気の作家さんという事でしたが、52歳(1962年生まれという事なので)というのはまだまだ全然早かったんではないでしょうか。
今はまだお店などでも売られていますが、これから新作を見れなくなるというのはさみしいですよね。
自然の摂理の中で優れた匠の技が消えていくのは必然かもしれませんが、弟であるサンシャイン・リーブスさんをはじめ、家族や身内でもシルバー関係の方が多いようなので、そういったスピリットは継承されていると思いますが。
僕はゲーリーのジュエリーはひとつも持っていませんが、色んな種類があるイメージです。
★がゲーリーのトレードマークなのか、よくモチーフとして見かけます。ホールマークにもこういった★のマークが入っていますよね。(5年前くらい前のホールマークには★は入っていなかったようです。)
そして力強いスタンプワークが印象的です。
こういったスワスティカのモチーフもよく使っていた印象があります。スワスティカとは左回りのものが一般的なようです。上記写真のまわり方。(卍)
右回り?Lが四つ並んだ向きのものは、逆まんじとも言って、LOVE、LUCK、LIFE、LIVEという幸運の文字になっているというハナシは有名です。(卐)←表示されてますかね。
ナチスのハーケンクロイツも右周りですね。(卐)
今回マライカのブログにて発見しましたが、左まわりはスワスティカで、右まわりの逆まんじはゲーリー曰く「ローリングログ」と言うそうです。(卐)
転がる丸太という意味なんだそうです。
なんかこれ知ってると通っぽいんじゃないですか。
右まわり、左まわり共にかなり古くから世界各地で使われていた歴史ある吉祥の文様ですが、ナチスのせいで欧米ではどっち向きも関係なく使用禁止です。
ハナシは逸れましたが、こんなものや、
こんなものも。
色々ありますね。素敵ですね。
インディアンジュエリー大好きです。
改めて故人のご冥福をお祈りいたします。
twelve 青木健太朗