贔屓(ひいき) . . . 気に入ったものを特にかわいがること。
去年もやってたお気に入り植物記録です。
眺める率が高い贔屓植物をチョイスしました。
そして、項目ごとに飛べる機能の目次をムダに追加してみました。(長いので…)
#01. Euphorbia multiramosa
#02. Euphorbia pachypodioides
#03. Commiphora holtziana
#04. Edithcolea grandis
#05. Othonna lepidocaulis
#06. Othonna lepidocaulis × retrorsa Hyb.
#07. Pelargonium boranense
#08. Euphorbia pedilanthoides
#09. Euphorbia hedyotoides
#10. Adenia fruticosa
#11. Adenium obesum
#12. Commiphora kataf
#13. Monadenium spectabile
#14. Boswellia sacra
#15. Euphorbia buruana
#16. Euphorbia phillipsioides
#17. Euphorbia mosaica
#18. Euphorbia horwoodii
#19. Euphorbia gorgonis
#20. Delonix microphylla
#21. Euphorbia abdelkuri cv. damask
#22. Euphorbia abdelkuri
#23. Cyphostemma hypoleucum
#24. Euphorbia davyi
#25. Pseudolithos migiurtinus
#26. Dorstenia foetida
#27. Cyphostemma juttae
#28. Agave titanota ‘Sunburst’
#29. Mangave ‘Catch a Wave’
#30. Euphorbia ingens
日差しが強くなる日も増えてきたので、引っぱり出してきた遮光ネット。
しかしこの記事が完成した時には梅雨に入っていました。
さて、はじめます。
#01
ユーフォルビア ムルチラモサ Euphorbia multiramosa
和名 轉輪王(テンリンオウ)
水がほとんどいらないと言ったら極端かもしれませんが、かなりの乾燥地帯が自生地らしく、難物とも言われているようです。
自生地の一部でもあるリフタスフェルトという砂漠地帯は53度という気温を記録したこともあるらしいです。
赤っぽい土の景観で、雨もほとんど降らず、火星的と表現されるらしいです。
そんな奴が、こんなジメジメとした場所に来てしまって大丈夫なんでしょうか。
その辺を肝に銘じて育てます。まさに甘やかしたら即死ですね。
形はパーフェクトとは言えないんですけど、なんかちょっとモンスト感があったので。
ただの徒長とかだったら嫌だなって感じですが、通常のものよりも成長点周りが盛り上がっていて、ちょっと成長点がずれているようにも思うので、綴化やモンストなどの類だったらいいなって感じです。
まぁ、すぐに変化は起きなさそうなので気長に。てか、まずは死なせないように気をつけねば。
寒さにも強いようで、日照も必要なようなのです。(要するに過酷な環境ってことですかね)
ただ蒸れにはかなり弱そうです。
今はプラ鉢にセッティングしましたが、素焼き鉢とか駄温鉢のように鉢表面にも通気性があるものの方が良かったりするかもですよね。
プラ鉢に比べて素焼きとか焼き物系の鉢は熱伝導率が高いので、寒い日など植物自体には負担がかかりそうですけど、ムルチラモサの場合、気温差などよりも多湿による蒸れの方を回避した方がうまくいきそうな気がします。
用土も軽石多めの赤玉みたいな感じにしてみました。
上からの潅水はごく控えめにして、霧吹きや鉢底に水をちょこっと漬ける(地下水イメージ)とかやってみようかなとか悩んでいます。
枝部分が枯れてツノみたいに残り続ける荒々しいフォルムがたまらないです。スコエンランディとかもそうですよね。
フリードリヒアエって奴もかっこいいなと思ったんですが、このムルチラモサとシノニムらしいですね。
まあ、いろいろ試してみようと思います。
#02
ユーフォルビア パキポディオイデス Euphorbia pachypodioides
Tシャツもセットで…
鉄甲丸にも似てますよね。今は地上部は丸いですがこれから柱状に上に伸びていきそうです。
まるまるしてます。
↓小さいタイプ
Tシャツ
こういうリアルタッチの絶妙なデザイン…昔、古着屋とかでよく見かけたようなテイストというか。
当時、古着を漁っていた時は、Tシャツであればカレッジものなどを欲していたので、こういう多色のものはスルーしていました。
が、時を経て、そんな野暮ったさがいいなと思いました。
贔屓にしています。
Happiness is a state of EUPHORBIA. いいですね。花はこんな感じになるんですね。
ちなみにこれ、古着屋で買った訳ではなく、海外のナーセリーから購入したものなので新品Tです。
ボディはGILDAN(ギルダン)。
最近は服もロクに買ってないですが、こういった海外ナーセリーもののTシャツを集めていくのも楽しそうです。
稀にTシャツが売っていたとしても、デザイン的にも好みではないものの方が多いと思いますし、現実的にはなかなか収集には至らなそうですけど。
#03
コミフォラ ホルトジアナ Commiphora holtziana
ブルーグリーンの表皮が綺麗です。なにやら幹の部分にも葉緑体があり、光合成が出来るようです。
パキポディウムなども幹部分から光合成が出来るみたいですね。
色はかなりツボです。寒い時期に抜き苗で入手したので、生きていて良かったです。
香木ということで樹液がうまいのかわかりませんが、春先にアブラムシが葉にたくさん発生しました。出るたびに全てピンセットで除去しました。
他のカンラン科の葉にもかなりアブラムシが出た時期がありました。
#04
エディスコレア グランディス Edithcolea grandis
ガガイモの一種で、一属一種です。
種小名が示すように “大きな” 花 が特徴的ですが、なかなか咲かないそうなので、気長に待とうと思います。
ジャンル的には徒長なのかもしれませんが、短い間で結構大きくなりました。
入手時はピンクグレーのような色だったんですけど、次第に緑色になっていきました。なぜだ。
そこまで強光に当てたつもりもなかったんですが、表面焼けてしまいました、、、
不覚、、、。
#05
オトンナ レピドカウリス Othonna lepidocaulis
うろこ状の表皮で、なんだか爬虫類っぽい植物。
小さいけど希少です。冬型なので暖かくなる時期は休眠です。
#06
オトンナ レピドカウリス × レトロルサ ハイブリッド
Othonna lepidocaulis × retrorsa Hyb.
こちらは上記(#05)のレピドカウリスと、オトンナ レトロルサの交配種。
レピドカウリスよりも幅広な感じで、鱗っぽさもちゃんとあり、成長点周りはレトロルサっぽい見た目です。
大きく群集したレトロルサの塊をビッグバザールで初めて見た時は衝撃的でした。こんな枯れ草の塊のような植物が生きているなんて。と。
どちらかというとレトロルサよりもレピドカウリスに似てくれた方がポイント高しですね。
#07
ペラルゴニウム ボラネンセ Pelargonium boranense
これはペラルゴニウムなんですけど、ちょっと上記のレピドカウリスに似ている要素があるなと思ってチョイス。
よく見くらべたら激似ってほどでもないですね。
#08
ユーフォルビア ペディラントイデス Euphorbia pedilanthoides
塊根がある花キリンのような感じ。よく見ると太いトゲ以外にも、細かい芒刺のようなトゲがびっしり生えていて凶悪感があります。
(芒刺のように触っても手に刺さったまま抜けてはこないですが。)
個人的に結構気に入っています。
気に入っている種類は2鉢以上所有しておきたいという邪念が。
種採りたいな〜と思っているんですが今年は花すら咲いてません。
#09
ユーフォルビア ヘディオトイデス Euphorbia hedyotoides
ヘイディトイデスと間違った覚え方をしてしまったため、今でもどっちかわからなくなるという、、、
ひょうたんのような塊根を持っていて、上部は潅木系。
枝先はかなりユーフォルビア的なディテールです。
ミニタイプ
寒さには弱いみたいですね。
#10
アデニア フルチコーサ Adenia fruticosa
この太さになるまではそこそこ年数が経過していそうで、木質化している部分はその年季を感じます。
グラウカとかスピノーサとかグロボーサなどのように、おまんじゅうのような塊根ではないですが、なんか表面感とか、そのどっしり感とか気に入っています。
剪定に剪定を重ねればもっと太くできるでしょうか。
#11
ここではじめて陶器鉢が。
アデニウム オベスム Adenium obesum
砂漠のバラ
コーデックスの入門編的、普及種ですが、形も色々なタイプがあるので、幅広いファンがいそうな気がしています。
そこそこ太っていて、根が浅めっぽい個体がリーズナブルな価格で手に入ったので、浅い盆栽鉢に植えてみました。
盆栽のように根と鉢底網を針金で固定していないので、風で吹っ飛ばないように針金で上から固定しています。
根っこ部分が広がってくれないかなと思っています。
#12
コミフォラ カタフ Commiphora kataf
以前にも紹介した、僕のお宝的、魂的プランツ。
冬の寒さにやられなくて本当によかった。
プリッとケツを出したようなフォルムで、その先もかなりグネグネと捻れています。
長いヒョロヒョロ枝は剪定しました。
終わる直前のエキゾチカから、ギリギリ買えた思い出深い植物です。
このプロポーションは保ちたいです。
#13
モナデニウム スペクタビレ Monadenium spectabile
これも結構気に入っています。
薄いグリーンの肌にオレンジ色のコンペイトウのようなトゲ。
チンゲンサイのようなブリッとした葉も可愛いです。
輸入時のストレスで、上部の成長点から結構な腐りが入っていたので、腐っていない部分までバッサリと上部を成長点ごと切りまして、その後いくらか切断面から乾燥して縮みましたが、なんとか生きながらえて元気に成長しています。
柱状に育つものだと思いますが、竜神木などのように、成長点が切られたので、横からいくつも頭を出して分岐し始めています。
多分、毒は強力なハズ。
#14
ボスウェリア サクラ Boswellia sacra
東方の三博士がキリストに贈ったとされるホーリープランツ。
東方の三博士はボスウェリア サクラをキリストに贈った時は、抜き苗だったんでしょうか?鉢植えの状態だったんでしょうか?という疑問がパッと浮かびましたが、贈ったのはあくまでも乳香と没薬(あと金)で苗木ではないですよね。
この樹から出る樹脂はフランキンセンス(乳香)の中でも最も上質とされていて、高級品だそうです。
たまーに部分的に樹液がひとしずく出ていたりするので、クンクン匂っています。
爽やかでまさに幸せになる香りです。
樹脂に固められたものはお金を出せば手に入りますが、フレッシュ樹液は栽培しているならではの特典ですね。
温暖な気候が好きなようで、輸入後、なかなか目覚めなくて焦りました。
あまり見かけないので大切にします。
ちなみにボスウェリア サクラのフランキンセンスは、イエメン産と、オマーン産では、後者のオマーン産の方が高価で20gで2000円くらいの価格でした。
上の写真の木くらいのサイズから樹液を20gを採取するのは、出血多量の致死レベルですよね。
宣伝ではないですが、ネイチャーガイダンスさんのHPに色々品種などが出ています。こういうのを植物的な観点から見るのも面白いですよね。
また話は逸れますが、エジプト第十八王朝(紀元前1500年頃)に造られたハトシェプスト女王の葬祭殿の壁に「プントの国への遠征」の図が描かれているようで、特にハトシェプスト女王が魅せられていた香木、没薬などの品々の交易の様子が描かれているようです。
そのプントの国というのが現在のソマリアあたりで、香木はボスウェリアなどのカンラン科植物で、没薬(もつやく)といえば、コミフォラのミルラですね。
詳しくは
小山久美子 著
丸善ブックス
の中でも記されています。
というわけで、上で、東方の三博士の話をしましたが、それより1000年以上も前からフランキンセンスはメジャーだったんですね。
#15
ユーフォルビア ブルアナ Euphorbia buruana
触手のような枝をふりまわしてます。
枝は少しずつ枯れてきていて、中心から新しい枝が出てきています。飛竜とかに似てますね。
右上のソマリアの絵は、EtsyのTheWeeShedというショップから購入。
ブルアナはソマリアではないですけどね。
(Etsyはハンドメイド雑貨のマーケットプレイスって感じです)
アイルランドの方です。
価格も送料もリーズナブルです。マダガスカルなどもあるので、ピンときた方は是非。
ダイソーで買ったフレームに入れたらちょっと微妙になりました、、、。
そして、このくらい自分で描けばいいじゃんとかは言わないでください。
#16
ユーフォルビア フィリプシオイデス Euphorbia phillipsioides
この辺の植物に詳しくない人が見たら、サボテンでしょって思ってしまいそうなユーフォルビア。
ソマリア。
コルムナリスという似たヤツもいるみたいです。
この辺の気難しそうなやつは接ぎ木で出てるのがおおいですよね。
#17
ユーフォルビア モザイカ Euphorbia mosaica
こちらもソマリアの種類。
地味に愛着が。可愛いです。
#18
ユーフォルビア ホルウッディ Euphorbia horwoodii
またしてもソマリア産。
ソマリアはかなりいいのがいっぱいいるみたいですけど、治安がやばそうですよね。
購入時はCuttingとの表記はなかったように思いましたが、挿し木っぽい根の形状でした。フラットな形状から根が出ているような。
死なせそうで怖い。
#19
ユーフォルビア ゴルゴニス スーパーロングヘアー Euphorbia gorgonis Var. Super long hair
和名 金輪際 変種 超長毛
徒長の一種かもしれませんが、スーパーロン毛タイプです。
変種とかスーパーロングヘアーとかの種小名はもちろんウソです。
普通のゴルゴニスとして入手しました。
一番長いラン鉢に入れても、枝が地面についてしまいます。
中心の黄緑色の部分はロン毛部分とは雰囲気が違いますね。
生育環境が変わったのでしょうか。
#20
デロニクス ミクロフィラ Delonix microphylla
まるまるした塊根部分はガチガチで硬く、葉は羽状複葉という形状でマメ科によくある葉の並び方です。
ネムノキとかもこんな葉っぱですよね。
いい感じのボール感です。
#21
ユーフォルビア アブデルクリ ダマスク Euphorbia abdelkuri cv. damask
きもいって思う人も沢山いると思います、、。
こちらは全斑なので、ピンク部分に葉緑体がなく光合成できません。
というわけで、下に丈夫な性質のユーフォルビアを台木に接ぎ木してなんとか生き延びているわけです。
(この台木はEuphorbia canariensisでしょうか?)
台木の方が光合成しているので、台木部分に光をあてるようにするみたいです。
ユーフォルビア版の高級 緋牡丹って感じです。
#22
ユーフォルビア アブデルクリ Euphorbia abdelkuri
上のダマスクの、通常版。
通常版でも緑ではないという、ややこしさ。
葉緑体があるのか、ないのかわからない色をした、ゾンビ系植物です。
どうしても不健康な印象を持ってしまいます。
画像検索すると輪切りになった断面の写真が見れますが、意外にも断面はキュウリやズッキーニを切った時のように緑っぽいのが不思議ですね。
(特に外側付近がかなり緑で、植物外側になると一気にグレーになる。)
本当は緑なんだけど、遮光か何か目的のためにユーフォルビア特有の白毒液のラテックスでコーティングしているのかなとか妄想してみたり。(本当にそうなのかはわかりませんが、、)
その輪切り写真が載っている海外のページ→llifle.com←
この輪切り写真を見るとちゃんと光合成できるんだなと、納得できます。
#23
キフォステンマ ヒポレウクム Cyphostemma hypoleucum
ブドウ科。
あれっ、害虫がついてるではないか。と思いピンセットで取ろうとしましたが、その害虫たちはすでに息絶えていました。
葉や茎には細かい毛が生えていて、しかも分泌される成分がネバネバしていました。
なんかムシトリスミレや、モウセンゴケのような食虫機能があったらどうしようと思ってしまいました。
栄養分として吸収する能力なんてものがあるのかは謎ですが。
何のためにベタベタしているんでしょう。
そしてこいつのコーデックスフォルムがまた異形。
人型塊根兵器です。
人型塊根といえばまず頭に浮かぶのがこれ。
マンドラゴラ。マンドレイク。です。
引っこ抜く時の悲鳴を聞いてしまったらもう最後っていうファンタジー系プランツ。
ハリーポッターや、上下の写真にある僕が敬愛する映画パンズラビリンスにも登場します。
パンズラビリンス限定版。
おとぎ話の本来の意味を教えてくれます。
#24
ユーフォルビア デイビー Euphorbia davyi
和名 蛇鱗丸
タコモノ
ドイツのEXOTICAで購入したもの。大切にせねば。
#25
プセウドリトス ミギウルティヌス Pseudolithos migiurtinus
ガガイモの一種。
以前、ゲットした時は植え付け後、即座に溶かしてしまいました。
生きていたのに速攻で息絶えるというのはアエオランサス以来。
この辺の、丸々しててプニュプニュしてる系のやつは本当に蒸れとか根ぐされとかになりやすい気がします。
と言うか自分の性格と合ってないのか。難しい印象。
かなり水控えていこうと思っています。
#26
ドルステニア フォエチダ Dorstenia foetida
これも以前EXOTICAから購入したもの。
よくあるフォエチダは丸っこくてどちらかというと上に伸びていくようなイメージですが、これは扁平型なのでなんか他のフォエチダより特別視しています。
これは同時期に入手したフォエチダです。
寒さにやられてダメになっていたと思ってあきらめて放置していたら、暖かくなり葉が展開して復活していました。
水もやらないで放置していてもこんな復活していたり、逆に手をかけると水遣りのタイミングを間違えて腐らしたりとか、なかなか思い通りにはならないですね。
それにしても生きようというチカラがすごいです。
なんとか立て直したいです。
#27
キフォステンマ ユッタエ Cyphostemma juttae
和名 ブドウ亀
犬神家の一族を彷彿とさせるフォルム。
(わからない人はググってみてください。)
花が咲いてきました。
ユッタエの葉についている、このつぶつぶ。よく見ないとわかりませんが。 最初は害虫の卵とかではないかと思って除去していたんですが、調べてみるとこれは、真珠体、真珠腺、ブドウ真珠などと呼ばれる、植物由来の栄養体だそうです。
ユッタエ本体が自分で出してるものなんですね。
アリなどの昆虫に、自身を守ってもらうために餌として引き渡しているようなものだという説もあるみたいです。
こちらのサイトに詳しく載っていて参考にさせていただきました。
あと日本植物生理学会の植物Q&Aにも載っていました。
ピンセット上の真珠腺。
ユッタエは実に毒があるそうです。この真珠腺はどうなのかわかりませんが。
それにしてもこの辺の植物、毒持ち多すぎです。
#28
アガベ チタノタ サンバースト Agave titanota ‘Sunburst’
がっつりと斑が入った園芸品種。
ここへきてまさかのアガベです。
アガベもフォルムは好きなんですけど、花はほぼ咲かないし(咲くまでに時間がかかる)、落葉もないので冬も夏もこのままで、変化といえば中心から葉が増えてきて少し大きくなるとか、子株がたまにできるとかそのくらいです。
若干、育成しながら退屈さを感じなくもないです。
あとシャークスキンとかトゲが太くて長くて鋭いものとかは地味に危険ですね。トゲにぶっささるのが日常茶飯事になってます。
でもフォルムは好きです。
#29
マンガベ キャッチアウェーブ Mangave ‘Catch a Wave’
マンガベはアガベとマンフレダの交配種です。
比較的、葉が硬いアガベと、葉がフニャフニャのマンフレダの交配なので、その中間の柔らかさです。
なんだかちょっと横ノリ系な園芸品種名ですが、
アガベ ジプソフィラ Agave gypsophila
アガベ コロラータ Agave colorata
マンフレダ マクローサ Manfreda maculosa
の3品種が掛け合わされているようですね。
波打つ葉の形状はジプソフィラからのもので、スポット模様はマンフレダからですね。
まだスポットが薄いので、もっと毒々しい感じにしたいですね。
#30 (番外編)
ユーフォルビア インゲンス Euphorbia ingens
巨大。
これはなんと間違いで注文してしまったものです。
しかもその時の注文に荷の中で一番巨大という、、、。
送料もこいつのせいでかさんでしまったに違いない、しかも本体価格もそれなりに高かったようです。
なぜ気づかなかったのかとも思いますが、いざ植え込んでみたらなんか意外と良かったです。
自分から購入することはなかったと思うので、こういう意外性もたまにはアリとしておきます。
ご神木にします。
というわけで最終的に30個にまとめました。
番号は順位とかでもなく適当に並べていったのでヤマ場もないですね。
しかし、こう見るとユーフォルビアが圧倒的に多いです。ユーフォルビアの毒に頭もやられたようです。
ユーフォルビアは本当に種類が様々で、形状のバリエーションもとても豊富なので面白いです。
パキポディウム(キョウチクトウ科)なんかももちろん好きですが、他にもカンラン科やキク科のオトンナ、ガガイモ科にかなり惹かれていますね。ガガイモ科はAPG体系という被子植物の新しい分類体系によると、キョウチクトウ科に含まれるようですね。
コレクションも人によって、細かいものをちょこちょこと集める人や、とにかく大きいものを集めていく人とか様々ですよね。僕は前者ですが。
インテリアとしてグリーンを導入するオシャレ的感覚から園芸界に新参しましたが、もはやインテリアの域を通り越してしまい、今の部屋は植物だらけでオシャレの要素は皆無です。
まだ載せきれないものがたくさんあるのでまた続きをやります。本当にキリがありません。
いずれネットで検索してもあまり情報が出てこない植物とかを載せれたらいいなと思います。
実際にこの植物ってなんだろうと日本語で検索してもイマイチ情報が出てこなかったりすることも多く、出てきても個人の方がやられているブログだったりとか、それでも貴重な情報だったりします。
僕も文章で生態を解説できるほど博学さはないので、せめて珍しいものが手に入ったら写真や分かる範囲での情報でも載せれれば、園芸界にほんのわずかにでも貢献ができるのでは、、。とか。
写真もかなり適当なので、その辺ももっと勉強が必要ですね。
集めるのもいいですが、まずは枯らさないようにを最優先に楽しみます。
もう梅雨に突入しましたね。植物も次なるステージに。
twelve 青木