スプートニクが恋人

かなり久々の投稿です。気づいたら放ったままで忘れてて、やはり僕にBLOGは向いてないんだな〜とつくづく思います。青木です。

備忘録みたいなかんじでより個人的な雰囲気にシフトしていけたら良いのかもしれません。

 

今回の題のスプートニクは村上春樹の昔の小説でもなく、USSRの無人人工衛星でもなく、、、またまた照明器具のハナシです。照明器具が好きです。最近はスプートニクという照明器具がブームです。

 

↑これはUSSRの無人人工衛星スプートニク

 

最近、青木荘トイレのリフォームを施工した関係で(こちらはまた別で載せたいです)照明を部屋ごとにトレードした結果、客室の照明が新たに必要になった為、かねてよりちょっとした憧れがあったスプートニクというランプをチョイスすることにしました。

 

こいつ

 

↑スプートニクランプ

 

ミッドセンチュリー爆発です。

人類が宇宙に夢を馳せていた時代。スペースエイジ。

今から四半世紀まえ×2+少々。

なんだかちょっぴりのんきなイメージですが、僕はこの時代の雰囲気がやっぱり好きです。

このときの時代性みたいなことかもしれないですが、この時らへんのデザインをみていくとアトミック系のデザイン、原子のクラスターをイメージしたモチーフなどが多かったりします。

このスプートニクも例の通りアトミック系です。

ミッドセンチュリー要するに1950年代からみたいなかんじですが、ちょうどこの頃少し後くらいって原子力エネルギーが新エネルギーとして台頭してきた時代っぽいですね。

今では考えられないですが当時はもしかしたら原子力という新エネルギーに対してまずアメリカ国民は新たな世界への憧れを感じたのかもしれないです。

アトミック的なデザインが今の時代どうだとかそういったこととは関係なく昔から気になっていたのでこれを機にゲット。(画像は”アトミックカフェ”)

 

スプートニクは標準ではキャンドル状のバルブが装着されていますが、やはりスプートニクをどうせ装着するのであれば避けては通れないこだわりポイントがありました。

その名もスターライトバルブ!

かつてはネット通販で購入出来たっぽいですが、現在はもう在庫切れや廃盤などで購入できず。

e-bayなどで見つけましたが、おそらく電球って輸入に引っかかるっぽくて挫折。

そこに目黒のミッドセンチュリー家具屋さんのアティックさんで購入出来ることを知りました。

アメリカから20個輸入してもらう手続きをしてもらい大変お世話になりました。

このスターライトバルブ、一個1000円チョイなので20個の時点でスプートニクランプ本体価格を超えるという脅威のコスパを発揮。

 

きました。

 

 

 

やっぱりスプートニクはスターライトでなくては。

スターライトバルブはおそらくどの角度からみても割と5角の星形に見えるような形に作られているからなのかと勝手に思っていたりもします。

なんならボディ自体もビンテージとかでこだわるのがいいのかもしれないですが、、。

スプートニクマニアの方々の情報を貪っているとなにやらバルブ自体も様々な種類があるらしく物によってはレア度満点です。

そしてなにやら電球が切れたスターライトバルブは再利用するとの情報も、、。どういうこと?

 

謎なままでいましたがうっすら疑問が解けました。接着剤かなんかで留められているらしく、上の部分取れるみたいです。

 

電球が切れたら上だけかぶせ直すって理屈なようです。

電球部分のサイズもなんだか特殊そうな雰囲気ですが。

スターライトバルブ貴重なので、切れたら是非上の部分をぐりぐりして分解した方がいいですよ!

 

ちなみにこの名前にもなっている旧ソ連の無人人工衛星スプートニク。(一番上の画像のやつ)

スプートニクは2号というのもありまして、なんとそれは当時の冷戦構造の中の宇宙開発抗争の影響も受け、次は無人ではなまぬるいということで、ライカ(♀スピッツ)という名前の犬が一匹乗せられ発射されました。

(宇宙開発(ロケットの開発)の成功が意味するものは、大陸間弾道核ミサイルの開発成功となるので、アメリカ、ソ連双方必死になって宇宙開発に資金を投入したようです)

このスプートニク2号はもとより地上に帰ってくるというまでの希望はないまま設計され、発射されました。そして、案の定、地球の環境でしか生きることのできない生命体が強制的に宇宙空間に排出され文字通り宇宙のチリとなりました。

スプートニク2号からの通信は11月10日に途絶え、更に打ち上げ162日後の1958年4月14日に大気圏に再突入し消滅した。とのことです。

共産圏にありがちな名誉の死を遂げた後の英雄化として、ライカは切手などにもなっていたようです。

人間の勝手で犠牲になる動物たちがいつの時代もいるなぁ〜と思います。

改めて宇宙飛行士ライカのご冥福をお祈りします。

 

そうそういつもはここで終わるのですが、照明器具としてもう一つ。

http://deerhornsmiths.com/

これも欲しい〜!!

ちょっとティムバートンを思い出すのは僕だけでしょうか。

スプートニクよりも、なんならこっちの方が欲しいですが値段もいかついので断念。3、40万くらいしますね。いつかね。

そして何よりうちのボロい木造の天井がディアホーン&チェーンの重さに耐えられずブチ抜けそうなので。

ちなみにライカ犬のような犠牲を払うこともなく、鹿の角は毎年抜け替わります。この角の持ち主たちが無益に殺されてなければ良いなと思います。

 

青木 健太朗