フィンランド旅行記 -Vol.7- 四日目 エストニア タリン歴史地区 Tallinn (2016.12.27 )

この日はフィンランドの隣国であるエストニアの首都タリンへ。

エストニアはフィンランドから、バルト海フィンランド湾を挟んだ対岸にあるバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)のうちの一国です。

フィンランドからエストニアへは、片道2時間の船での移動になります。


ヘルシンキからタリンへの行き方 (北欧トラベル リンク)

ヘルシンキ 西ターミナル(Helsinki West Terminal)という場所からタリン行きの船に乗ります。

早朝に出発しました。

まだ暗いヘルシンキの街並み。
ヘルシンキ 西ターミナル(Helsinki West Terminal)
ターミナル内の時刻表。

もともと僕らがいたヘルシンキ(フィンランド)と、これから向かうタリン(エストニア)は別の国ですが、シェンゲン協定(wiki)により、出入国検査なしに自由に国を行き来することができます。

TALLINK タリンクという船舶会社です。
タリンへの出発時刻。
船はこのような階層に分かれた大きな客船です。
階段やエレベーターで別フロアへ移動します。
ところどころにこのような売店がありました。
席はたくさんありました。自由席という感じで空いてる場所に腰掛けました。
ちなみに個室を予約して借りることもできるようです。
夜が明けて、朝もやに包まれたタリンの街並みが姿を現しました。
船の先頭からタリンの街並みを望む。もうすぐ到着です。
もうだいぶ明るくなりました。少し雨が降っていました。
タリン Dターミナル (Tallin D Terminal) に到着しました。綺麗な場所です。
ターミナル側は、今回の目的地である旧市街(歴史地区)よりも、現代的な建物が建っていました。
タリン Dターミナル (Tallin D Terminal)から出たところです。

帰りもこの場所に戻ってこなければなりません。
とんがり屋根の「聖オーラフ教会」を目印に歴史地区の方へ歩いていきます。
徐々に雰囲気が古びた印象に。
角を曲がると、そこはもう中世の雰囲気を漂わせる景観に。
おとぎ話の中に迷い込んだような気にさせてくれる建造物たち。
クリスマスツリーがありました。
「太っちょマルガレータ」と呼ばれるボテっとした塔です。
「太っちょマルガレータ」の横には「エストニア海洋博物館」があります。
アンティークな雰囲気の扉がたまらないですね。

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Eesti Käsitöö Maja

こちらのお店では、エストニアの民族衣装や伝統工芸品を扱っています。

Eesti Käsitöö Maja

タリンの旧市街の中に、全部で3店舗あります。

ミトンがお店の外からも見えました。


編み物ファンの方や、伝統民族柄ファンの方には垂涎のショップです。

所狭しと並べられた伝統小物。
このように民族衣装の展示スペースなどもありました。
可愛い刺繍です。
柄のパターンも多彩で、目の保養になります。
こういった食器も可愛いです。
刺繍が施された靴や、小物たち。

ここでタリンの記念に、編み手袋を購入しました。

派手な柄物が多い中、なるべくシックなカラーリングにしました。
フラップになっていて、指先が出る仕様です。

お値段は€31.20

これからの旅にも頼もしい防寒具です。
親指もフラップが付いているところが芸が細かいですね。薬指と小指のカラーリングも遊び心があります。

Eesti Käsitöö Maja

住所 : Pikk 22, 10133 Tallinn,Estonia

オフィシャルHP リンク

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ANNELI VIIK

タリンの人気ショコラティエによるお店です。カフェスペースもあります。

ANNELI VIIK
散策のおやつにチョコレートを二粒購入しました。

ANNELI VIIK

住所 : Pikk 30, Tallinn 10133, Estonia

オフィシャルHP リンク

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こちらはロシア大使館(Russian embassy)

ロシア大使館前

2016年12月19日にトルコの首都アンカラで、駐トルコ・ロシア大使アンドレイ・カルロフ(Andrey Karlov)氏が銃撃されるという事件が起きました。

おそらくその事件の影響で、ロシア大使館前には多くの献花や、蝋燭など置かれていました。

ロシア関係のニュースですと、2016年12月25日にロシア国防省Tu-154旅客機墜落という事故も起こっています。

やはりここはロシア大使館ですし、上記のロシア大使の銃撃事件の影響による献花だと思われます。

多くの献花や、蝋燭など。

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Maiasmokk マイアスモック

1806年に創業したタリン最古の老舗カフェです。

ロシア大使館の向かい側に位置しています。

maiasmokkの看板を目印に。
タリンを訪れたら、是非入ってみたい老舗です。
象徴的な観覧車。

ひとまず素通りして、帰りに寄ることにしました。

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ラエコヤ広場

タリン旧市街のかつての中心地。

クリスマスシーズンだからか、いろいろなお店が出ていました。

奥の建物が旧市庁舎です。
雑貨などを扱うお土産やさん。
大きなクリスマスツリーです。
寒いので暖かい帽子なども売られています。

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Raeapteek (市議会薬局)

1422年に創業したヨーロッパの中でも古い歴史のある薬局です。

ラエコヤ広場に面しています。

ちなみに日本でも有名なフィレンツェの古い薬局サンタ・マリア・ノヴェッラ(santa maria novella)は活動を1221年に開始、または最古の処方は1381年のものらしいので、いずれにしても、このタリンの市議会薬局の方が新しいということになってしまいます。

金属製の店のロゴがかっこいいです。

かなり昔のことですし、細かいことはよく分かりませんが、こちらの市議会薬局も長い歴史があるということで間違いはないですね。

こちらにも扉がありました。
お店へと続く内側の扉。
普通に現代的な薬やシャンプーなども売っていて、ちょっとしたドラッグストアという雰囲気もあります。

がっちりとブランディングされたサンタ・マリア・ノヴェッラに比べると、そこまで商売っ気がなく親しみが持てます。

何か掘り出し物も見つかりそうな、雰囲気です。

失恋に効くマジパンというのも昔からの人気商品だそうです。

中世の時代にはユニコーンの角なんかも売っていたらしいです。

おそらくイッカク(海の生物の)の牙だったのではないでしょうか。

展示品の中には古そうな入れ物などが。
内装や什器などは古そうですね。
ハーブやスパイスたち。
おそらく精油を抽出する蒸留機です。
店内は賑わっていました。

Raeapteek (市議会薬局)  

住所 : Raekoja plats 11, Tallinn 10146, Estonia

オフィシャルHP リンク

こちらはwikiのリンク

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Kloostri Ait
小腹が空いたので、たまたま近くにあったこちらのレストランでランチをいただきました。高級ホテル・Telegraafの近くにあるお店です。

佇まいからしてとても雰囲気があります。
スープが€2.5ってことだと思います。
店内は薄暗くて落ち着いた雰囲気です。他のお客さんはほとんどいませんでした。
レジにあるサラダを注文しました。
こちらのサラダはこの大きさで€1.5。ヘルシンキのコンビニサラダと比較するとかなり安いですね。ごろっとしたチーズやオリーブもGoodです。右のパンは€2。
表の看板にも出ていたスープは€2.5。手前のアルミホイルで巻かれた食べ物は€3.5。コーヒーは€1.5なり。
こちらはスープについていた黒パンです。
今回の食事の合計額は€16.8でした。
ヘルシンキよりも物価は相当安いと言えます。
店内には様々な楽器がおいてありました。
食事中、楽器の音色が遠くから聴こえてきたので、生演奏が行なわれるのかもしれません。
まだ人が少ない店内。

夜はもう少し賑やかになりそうですが、この時間は落ち着いて腹ごしらえができました。

Kloostri Ait

住所 : Vene 14, 10140 Tallinn, Estonia

オフィシャル Facebookページ リンク

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ZIZI (リネンの専門店 )
リネンが好きな人は是非行ってみてください。

ピンク色が目印です。

上質なリネンを使用したホームテキスタイルの商品が中心です。

柄物などもありますが、基本は無地でカラーバリエーション豊富というラインナップです。

アイテムとしてはシーツや枕カバー、クッションカバー、ガウンなど家で使うものがメインです。ちょっとしたタオルや、トートバッグはお土産などにもいいかもしれません。

店員さんは少し無愛想な印象でしたが、別に怖いわけではありません。ただ、向こうから接客してこないって感じでしょうか。とりあえず店内の写真は控えました。

たくさん並んだリネンの商品。
可愛い配色の裏出口。

ZIZI

住所: Vene 12, 10123 Tallinn, Estonia

オフィシャルHP リンク

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KATARIINA GILD

こちらは手工芸のクリエイターなどが集まる店舗です。
建物の中に小さな店舗がいくつも入っています。

冒頭でも出てきたEesti Käsitööの店舗もありました。
何か錬金術チック。
こちらも雰囲気がありますね。

こちらのカタリーナギルドはそこまで詳細にお店をチェックしませんでした。

何となくチラ見程度です。

KATARIINA GILD

住所 : Vene 12, Tallinn, Estonia

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キャサリンの路地 (Katariina käik)

このドミニコ修道院の横にある大きな石版は、中世の墓石らしいです。

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こちらも名所。セーターの壁です。

結構高い城壁です。

城壁に沿って並んだセーターの路面店にちなみ、そう呼ばれているそうです。

こちらの城壁は、上まで登ることができます。有料ですが。

階段であがるので、少々疲れますね。

高所恐怖症の人には少し怖いかもですね。
暮れゆく旧市街の空。

城壁の上から街の景色を眺めることができて満足できました。

エストニアの民族衣装を着ている女性の看板。
中華料理店もありました。
アクセサリー屋さんにサンタさんがいました。

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III Draakon (3ドラーコン)

旧市庁舎の一階にある中世を意識したレストランです。

こちらではエルク(ヘラジカ)のお肉が食べられるそうです。

今回、このお店には入りませんでしたが、内装から店員さんまで中世の時代にタイムスリップしたような雰囲気にしているようで、人気スポットなのだろうと思います。

III Draakon (3ドラーコン)

住所 : Raekoja plats 1, 10146 Tallinn, Estonia

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Aleksander Nevski katedraal

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

帝政ロシアにエストニアが組み込まれていた1894年から1900年に建設された正教会の教会です。

トームペア丘というちょっと山の手感がある富裕層エリアにあります。

綺麗で荘厳な佇まいです。

それは帝政ロシアの威圧感を感じるようでもあります。

しかし、こういったクーポル(玉ねぎ型の屋根)が突然、眼前に現れるとテンションが上がりますね。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

住所: Lossi plats 10, 10130 Tallinn, Estonia

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Estonian History Museum – Great Guild Hall

大ギルドの会館 (エストニア歴史博物館)

エストニアの歴史がわかる博物館です。


大人€5です。

こちらの建物は15世紀に建造されたもので、歴史的にも重要です。

19世紀には、コンサートホール、シアター、演劇の施設として使われていたようです。その後はワインセラーになった時期を経て、現在のミュージアムになったようです。

アンティークな雰囲気が好きな方にもオススメの場所です。

古い歴史的な道具などが展示されていました。
これは植物から薬を作る調合とかですかね?
馬の防具。
地下もあります。
こういう紙モノもいいですね。
いろいろなものが展示されていました。
ファンタジーものでしかお目にかかれないモーニングスターのような武器。
こちらは現代的な銃火器。
エストニアのルーツをたどるフォークロアな展示品もありました。

Estonian History Museum – Great Guild Hall

大ギルドの会館 (エストニア歴史博物館)

住所 : Pikk 16, 10123 Tallinn, Estonia

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昼間に前を通ったタリン最古のカフェ Maiasmokk マイアスモック に来ました。

店内の雰囲気。
いろいろなお土産品が買えます。
どれも美味しそうです。
かなり甘そうな見た目です。
銀の観覧車。ティーカップが回っています。
美味しそうなお菓子とコーヒーを頼みました。
合計€12.70。

1日歩き疲れた体にスイーツは沁みますね。

とても満足できました。

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船の時間に遅れないように、港に戻ります。

港に停泊してあった船です。これでヘルシンキに帰る訳ではないですよ。
タリンの街並みにサヨウナラ。

一日中歩き回って行きたい目的地も順調に回ることができました。

うちの奥さんも大満足だったタリン旧市街でした。

2年経った今でもタリンの思い出を語り合います。またいつか訪れてみたい素敵な場所でした。

ちなみにうちの奥さんはルバーブの郷土菓子を食べたいと言っていました。

時間がなくて諦めましたが、夕食をKuldse Notsu Kortsというレストランでいただこうとしていました。

次にタリンに行く機会があれば訪れてみたいです。

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港のターミナルや、船内では免税(Duty-free)なので、美味しそうなエストニアの地ビールを買いました。

左のビール€2、右のビール€2.3です。

ヘルシンキに戻ってから買ったサンドイッチとサラダをつまみに、エストニアの地ビールをいただきました。

4日目はこれで終了。

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twelve 青木 健太朗