2018.10.28
今日は映画の話題です。
巨匠スタンリー・キューブリックによるSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」のIMAX上映を見てきました。
原題 2001: a space odyssey
2001年宇宙の旅は、10年~20年前に親戚に借りたDVDではじめて観ました。
10代後半か、20代前半くらいですかね。
それから自分でもDVDを買って、現在までに数回は観てきた作品です。
スタンリー・キューブリック監督は好きな監督の一人です。
好きな作品としては、時計仕掛けのオレンジ、バリーリンドン、博士の異常な愛情などを挙げます。
特に時計仕掛けのオレンジには若い時に色々と影響を受けてしまい、かつてメディコムトイから発売されたRocking Machineという劇中に出てくるオブジェ( 凶器として使われた例のアレ )も買ってしまいました。
↓コレです。中に特殊な重りが入っていて、映画のオブジェ同様にガコンガコンと気持ち悪い動きをしてくれます。
しかも実家に置いたままです。
おそらく映画に出てくるオブジェだということを知らない僕の親はこれを見て何を思うのだろうと考えてしまいます。
そんなたくさんあるキューブリックの作品群の中で、2001年宇宙の旅は、別にそこまで上位には入らないけど、嫌いというわけでもない程度の位置づけでした。
ですが、IMAXでの上映があるとのことで、タイミングも合ったのでそこまで期待することなく行ってきました。
IMAXとキューブリック。どんな感じになるのでしょう。
入り口のグラフィックです。これは当時のグラフィックを今回用にアレンジしたもののようです。かっこいい!
感想は、、、予想以上にとても良かったです。
この映画は観るというよりも、体験型の映画なのかということがわかりました。
例えば終盤のスターゲートのシーンも、はじめてDVDで小さな画面で見たときは、結構眠くなった記憶があり、意味がわからないという感想でした。
しかし、大きな画面で、迫力のある音響でそれを体験すると、意味とかどうこうというのではなく、自分自身がスターゲートの中にいるような没入感があり、感覚的に楽しむことができました。
それとこのスターゲートのシーンはスリットスキャンという割とアナログな特撮撮影方法で作られているということも後から知って、感動しました。
今までDVDのみでこの作品を観ていろいろ判断していましたが、実際に映画館で観てこの作品の良さがわかりました。
先日、京橋にある国立映画アーカイブにて、2001年宇宙の旅の70mm上映も限定6日間で行われたようです。
こちらはかなりの人気で早い時間から並びが出たりなど、大盛況だったようです。
倍率も高く、見られない人もいたようです。
今回僕が観たIMAXよりも、より当時の質感に近かったのでしょうか?こちらも運良く観れた方は幸せですね。
IMAXの上映もすでに終了しましたが、この機会に観に行けてよかったです。
twelve 青木 健太朗