実生記録まとめ ②
#13
カリバナス フーケリー
Calibanus hookeri
アガベやユッカやトックリランなどと同じリュウゼツラン科です。
本来の姿は大きな塊根を形成するイカつい姿になりますが、この状態だとアガベやダシリリオンなどにも似てますね。
これも幾つか実生しましたが、現在生き残っているのはコイツだけ。
大きくなるとこんなイモになります。上から草が生えた亀甲竜みたいです。
#14
ボスウェリア セラータ
Boswellia serrata
少量、入手することができたので播種してみたら一粒のみ発芽したもの。
ボスウェリアは発芽率悪そうです。
せっかく発芽したのに、枯れてしまいました。この辺の潅木系の若い苗は他の多肉に比べて保水力も無さそうなので、水切れに注意しようと思います。
このセラータはインドまたはパキスタンのボスウェリア。いずれにしても貴重なものを、、、。無念。
#15
ユーフォルビア オベサ
Euphorbia obesa
ユーフォルビアの中でもその丸々した姿で人気のオベサ。
それにしても、子ユーフォルビアは子葉が両手のようにピーンとはっていて、どれも破壊的にかわいいです。
こんなに広いフィールドがあるにもかかわらず、よりにもよって3体寄り添うようにBornしました。
贔屓目に、もう一枚。
頑張ってバランスを取ってくれたまへ。
#16
ケファロペンタンドラ エキローサ
Cephalopentandra ecirrhosa
このコーデックスも大きくなるとボコボコになりかっこいい姿に。
これもかなり質感が出てきました。
実生したての緑のプリッとした肌の時は、比較的どいつも耐久力が弱いですが、質感がガサガサしてくると丈夫になって安定してきますね。
#17
オルソフィツム グルケニー
Orthophytum gurkenii
13体くらいが生まれましたが、一気にでかくなり、、、
↓今はこんな爆発的な増殖を、、、場所を取られるので、とりあえずこのままにしておきます。
#18
ドルステニア ヒルデブランドティー
Dorstenia hildebrandtii
これは自家受粉して種をボンボン飛ばしまくるドルステニアのこぼれ種から誕生したやつ。
よって、親がわかりませんが、多分フォエチダではなく、近くにいたヒルデブランドティーではないかと思います。
↓こいつはこの大きさになるまでに結構早かったです。まあそれでも1年くらいかかってると思いますが。
そしてこの周りにもドルステニアの葉っぱを持つ子供ができています。フォエチダっぽいけどどうなんでしょう。
園芸を始めた時にドルステニアのフォエチダも買ったりしましたが、フォエチダは一個持っているとどんどん増えますね。
#19
アデニア アクレアータ
Adenia aculeata
ソマリアなどが原生地の憧れプランツ。いい感じのサイズになると10万くらいと高級です。
これも運良く種子を入手できたのですが、5粒くらい播種して、2粒だけ発芽しました。
しかし、このくらいのサイズになり、謎の死を遂げました。原因は不明。根腐れかもしれません。
大切にしていたので、かなりショックでした。
#20
アガベ ディフォルミス
Agave difformis
かつては、写真のような↓ロックウールを土台にして実生をしていました。
無菌だし、何よりも発芽後に移動が楽なのが良かったのですが、発芽まで行っても、根が細い種類だったりすると、ロックウールを根が突き破れずに、せっかく発芽したのに弱っていって枯れてしまうという現象になりますので、根が強いタイプ以外では使わないほうが無難です。
またはロックウールをほぐして柔らかくするなど、なにかしらの工夫が必要そうです。
これは上記のロックウールのまま、位置を開けて用土に植えこんだものです。
アガベは根がしっかりしているので、次の植え替え時にロックウールの破片を除去すれば大丈夫でした。
現在は、↓写真のようにかなり大きくなりました。葉幅は細めですが。
来春には分けてあげないと鉢がぎゅうぎゅうになってきました。いっぱい増えた植物は随時、里親募集です。
#21
パキポディウム ビスピノーサム
Pachypodium bispinosum
ちっちゃな頃から割とデブになります。
早くも枝を伸ばして葉を展開させています。まだ枝は一本ですが。
この段階ではサキュレンタムと見分けがつきません。まあ大きくなってからも個体差により似ていますが。
少し成長しました。塊根は大きくならないですが、枝がどんどん伸びていってます。
これが成長した姿。僕が種から育てたわけではありませんが。
#22
ペラルゴニウム バークリー
Pelargonium barklyi
ペラルゴニウムなので寒い時期に成長しそうですが、果たしてうまく育てれるでしょうか。
オトンナなど冬型がメインの種類は少々苦手で、コツをつかむのが難しいです。
#23
ボウィエア ボルビリス
Bowiea volubilis
和名 : 蒼角殿
玉ねぎっぽいコーデックス。思ったよりもたくさん発芽しました。
一年くらいで塊根部分は小指くらいの大きさにしかなりませんでした。
ちなみに塊根部分は埋めてあるので見えません。(コーデックスは土の中に埋めておいた時の方が成長が早いようです。)
#24
パキポディウム バロニー
Pachypodium baronii
これは幾つか蒔いて、一個発芽したものです。
#13~#24 からなる実生記録まとめ②はこれにて終了。
③に続きます。↓
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twelve 青木 健太朗