今回は投稿が早いので、わりとタイムリーなネタです。
2017年1月21日(土)。
東京 小石川(後楽園の近く)のインテリアショップ「TAIYOU no SHITA KOISHIKAWA」にて、BOTTA vol,1という植物イベントが開催されました。
1月21日(土)・22日(日)の2日間の初日です。
(※人の顔はぼかしを入れてあります。)
(※それとこのブログたびたび載せてある写真が表示されないことがあるので、もし文章的に繋がらない場所がありましたら、本来ある写真が欠けているのではと考えていただければと思います。)
この場所に来たのは、はじめてです。建物は結構古そうですね。
ちなみに上記写真の左に小石川大神宮とありますが、この建物を抜けたところに神社があるみたいです。
BOTTAの入り口。11時から18時まで。
到着した時点で11時15分くらいでしょうか。
開場時間より前に並びもあったようです。僕が行った時はすでに会場が賑わっている感じでした。
こちらのイベントは着生蘭の専門店である「B.U.D(BOTANICAL URBAN DEPARTMENT)」さんが主催しているようです。
会場は、TAIYOU no SHITA KOISHIKAWA
住所:東京都文京区小石川2-5-7 佐佐木ビルB棟2F
出店者は下記の通り
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B.U.D
, andmore
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とのことです。
入ってすぐにあった「DriftWood & SmokeyWood」さん。
コウモリラン、ビカクシタダと呼ばれる、シダ植物がメインとして出ていました。
僕もコウモリランの一種であるPlatycerium alcicorneを育てています。
こちらではやはり、マダガスカルに生息する Platycerium madagascariense マダガスカリエンセがかなり欲しかったです。
貯水葉がかなりボコボコしててかっこいいんですよね。
以前から少し気にはしているんですが、なかなか出会わないのと、価格が…。
こちらのお店では、握りこぶしくらいのサイズ?で、胞子葉がほぼ出ていないくらいのもので25000円、胞子葉が出てる感じので30000円とやはり高価でした。
ホームセンターに普及している普通のコウモリランに比べると金額としては10倍以上ですよね。
しかも、マダガスカリエンセは通常のコウモリランよりも湿度を好むらしく、比較的濡らし気味がいいようです。乾燥したらやばいみたいです。
あるお客さんがスタッフの方に注意点などを聞いていまして、横で話をなんとなく聞いていたら、「旅行には行けないね〜(マダガスカリエンセを育て始めたら)」とおっしゃっていて、ああそりゃダメだ。と、欲求のスイッチを即OFFにすることができました。
マダガスカリエンセの他にもたくさん立派なものがありました。
色々な異なる環境を好む植物を複数育てるのは、なかなか難しいですよね。
上記の隣にあったISHII PLANTS NURSERYさん。
前回のボロ市の時にあったものもあったようなラインナップ。
画面中央にあった轉輪王(テンリンオウ)と呼ばれる ユーフォルビア ムルチラモサ(Euphorbia multiramosa)が気になりました。
22000円くらい。
こちらはmana’s greenさん。
コーデックス、主にパキポディウムを中心としたラインナップ。
右のアフリカ亀甲竜や、奥のオペルクリカリア パキプスとか、かなり大きくて立派でした。
うろ覚えですが、亀甲竜で60000円くらい。パキプスは20万くらいかな?ちょっとこちらはかなり記憶曖昧なので間違ってるかもしれません。40万だったかな??全然違ったらすいません。
下写真の手前は、現多肉植物ブームの塊根部門のスター的な存在である、パキポディウム グラキリス (Pachypodium Gracilius) です。(亀甲竜とかもかなりスター選手だと思いますが。)
全てではないですが、この写真にあるものたちはだいたいは去年夏前後に輸入されたもののようです。
おそらくまだ時差ぼけが完全に解けていない感じなのでは。
結構まるまるしていて形のいいものが集められていました。
グラキリスで安いもので20000円くらいから。
発根している個体と、発根していない個体を分けてあるのが印象的でした。
麻紐で固定されているのは未発根。
葉っぱはこの寒い季節にもかかわらず結構ついたままですが、上向きにパッと向いたような葉の形だったりと、ちゃんと長生きしてくれるか、どうなんでしょう。とりあえず、冬は室内栽培でいい感じに育てられる自信がない人はリーズナブルな未発根ではなく、発根済みという方を買いましょう。
僕はまだ未発根はあまり自信がないですね。
手前右のアガベの左にあるウィンゾリーは30000円でした。高いけど、あまり出てこないよな〜とか思っていたら、ふと目を離したすきに、嫁ぎ先が決まっていました。
グラキリスにもかなり心を揺さぶられました。
こちらは接ぎ木のパキポディウム。サウンデルシーを土台にブレビカウレ(恵比寿笑い)を接ぎ穂として、つなぎ合わせています。
サウンデルシーは丈夫な方だと思いますので、この後、ブレビカウレがどのように成長するか楽しみですよね。20000円だったかな。
こちらはドルステニア ギガス(Dorstenia gigas)
ドルステニアの中でも割とレアだと思います。 ドルステニア ジプソフィラ(Dorstenia gypsophila)とかの方が高いイメージありますが、こちらのギガスもなかなか神々しかったです。確か奥のモサモサしてる方が30000円だったかな?手前のは15000円くらいだったような??
パキポディウム エブレネウム(Pachypodium rosulatum var. eburneum)
18000円 パキポディウムの数ある種類の中では比較的お手ごろな方でしょうか。
と、かなりmana’s greenさんの写真が多くなりました。それだけ、自分的には惹かれました。
なんとなくビッグバザールでいうところの、サボテンオークション日本さんにラインナップが似ている感じです。
植物の種類の名称はちゃんと表記しておいた方がいいと思いました。
こちらはnecomossさん。
こちらのお店はそこまでゆっくり見れなかったのですが、チランジアやコウモリランなど、あと苔玉?ミニ盆栽のようなものもあるような感じでした。女性の方に人気な雰囲気でした。
こちらは鶴仙園さん。こちらのお店も駒込や池袋西武に行けばいいんではないかということであまりしっかりは見ませんでした。
サボテンや、コーデックス、球根(ブーファン)、ハオルチアなど幅広いセレクションでした。
ハオルチアは女性のお客さんなんかが多かったと思います。
こちらはSaori Ohwadaさん。
植物のイラストを扱っているようでした。
部屋に植物と合わせておいたらオシャレですよね。
ディッキアのmachiさんは不在だったようで、ISHII PLANTS NURSERYさんが代理で出品されていました。
そして不覚にも、そのディッキアブースの写真を撮り忘れました。
ディッキアとかタンクブロメリアとか興味ないわけではないのですが、なんででしょう。
こちらは小石川カルタコーヒーさん。
コーヒー、一杯300円ですが、ドリップ式のパックが中に入っているだけで、その辺に置いてあるお湯を注いで自分で作る方式。
豆の量は多いようでしたので、それなりに濃く作れそうでした。
チタノータの絵と、ドリップ中で蒸しているところの風景。
奥にある家具屋さん。こちらがTAIYOU no SHITA KOISHIKAWAさん、でしょうか?
色々なものが売っています。下の写真はオリーブオイルかな?
石鹸など。奥にちょっと写っているのが、着生ランのB.U.Dさん。
今となってはもう少し植物以外をゆっくり見てもいいかなと思いましたが、コインパーキングに車を駐車していたのでこの辺は流し見くらいになってしまいました。
植物買って、家具買って、オリーブオイル買って、絵を買って、コーヒー飲んでと、完璧ですね。僕がその全てをやったわけではありませんが。
あ、下の写真にちょっと写ってる木製の靴ベラが欲しいんですよね。
こちらは家具だけでなく植物も売ってました。
ボンバックス 24000円くらい。丸みはいい感じですが、なんとも剪定痕が気になってしまいます。このあとは成長するにつれて目立たなくなっていくものなのでしょうか。
以上で、BOTTAの会場を後にしました。
会場は奥の方とか空いてるスペースなども全然ありましたが、ブース自体は混雑していて、植物を見るのにもちょっと頑張らねばという盛況ぶりでした。
印象としては五反田のビッグバザールよりも、オシャレ系な人たちが多かったような。
もちろん植物が詳しそうな方などもたくさんいらっしゃいましたが、経験が浅めな人も多いような感じでした。まあ人のこと言えないですけど。
この感じだと第二回とかもやりそうですね。
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そして、今日はやってる日でした。ここ。(こちらの写真でわかる人は常連さんです。)
そうです馬喰横山のTOKYさんです。東日本橋とかも近い感じです。
今回はいつもよりも早い時間に行けた気がします。14時くらい。
購入したのはこちら。新作の鉢です。
Jasugan Sidewinder (ジャシュガン サイドワインダー)って名前だったような。
ひとり限定3個までで、白黒タイプが欲しかったのですが、すでに売り切れていまして、こちらを購入。
最後の一個でした。
2サイズの大きい方のだと思います。
個人的にはずっと欲しい、イームズのウォールナットスツール(Eames Walnut Stools)をどこか彷彿とさせました。
このスツールも高いんですよね。
内側はこんな感じ。
この鉢はこれから量産するようです。
ただ一つ一つ成形に時間がかかるようですね。
なんとなくまだ土を入れて汚したくないので、とりあえずプラ鉢をセッティングしてみる。新品鉢あるある。
まあこの時期ですし植え替えってのもね。ってことでその辺のウンカリーナを試しに入れてみました。もっと太いコーデックスが良さそう。
TOKYさんは店内商品以外に奥のベランダの方とかも、いろいろな植物が置いてあるので、近くでは見れませんが、それなりに目の保養効果もありです。
毎度思いますが、あのベランダは日がよく当たりそうで、風も当たって羨ましい限りです。
TOKYさんに置いてあった雑誌フローリストの別冊?フリーペーパーの園芸探偵がかなり気になりました。欲しいです。
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そして、TOKYさんの後は、これまた近くにあるフィルムセンターへ。
わりと滑り込みな感じでしたが、戦後ドイツの映画ポスター展が目的です。ちなみに車は白枠に停めました。これは60分以内に戻らねば。
この辺のエリアは、300円をメーターに払って、白枠に停めていたとしても、60分超過すると即座に駐禁とられます。
で、こちらの展示ですが、ご存知の通り、戦後ドイツは政治対立により東西に分断され、西ドイツでは資本主義が、東ドイツでは共産主義がという構図になりました。
その中でも映画はやっていた訳であり(東ドイツの映画はもちろん初期はプロパガンダ的な要素が強いものが多かったと思われますが)、その双方の対極的な要素をポスターを通じて対比しましたって感じの展示でした。
以前開催されていたチェコ映画ポスター展や、縁もあり角川映画ポスター展などにも行けたので、今回のドイツポスター展もちゃんと行けてよかったです。
この展示に行ってない人はわからない内容かもしれませんが、ポスターデザインで個人的に印象に残ったのは、西ドイツのものが多かったです。例えば、戦艦ポチョムキンや、es、イエローサブマリン、RADIO ONなどのポスターは覚えています。
西の作品はデザインを削ぎ落とした、イメージに残りやすいようなミニマルなデザインを目指してるような傾向な感じがしました。
東の方はもう少しアート作品というような感じで、わかりやすいかといえばそうでもないけれど、温かみはある。というような。
東西、どちらも甲乙つけがたい内容でした。
個人的には西が好みでした。
そして、展示を終え、フィルムセンターのエレベーターに乗って1階に行く時に、アニメ界の巨匠、押井 守 監督とエレベーターが一緒になりました!
押井守監督のイベントが大ホールにて開催されていたようで、この日はちょうどトークイベントだったようです。
大ファンを公言するほどではないにしても、パトレイバーや、攻殻機動隊、人狼なんかも好きなので、ちょっと感動しました。
その後は実家に帰り、なんとも充実した休日でした。
twelve 青木 健太朗