園芸店巡礼15 -新井エンゲイ (さいたま市桜区)

ここのところ、とても行きたかった園芸店にやっと行けました。

 

園芸店といっても、栽培家、趣味家の方のお宅とも言えます。

 

さいたま市桜区は「新井エンゲイ」さんです。

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そこは、大宮バイパスから少しだけ奥に入った住宅街の中にありました。

 

駅としては埼京線の南与野が近いようです。

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自宅兼お店であり、温室も最上階に完備。

 

店名の通り、新井さんがいらっしゃいます。

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行く時は要アポイントです。

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所々に植物が。

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こちらが住宅街にたたずむ温室。

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かなり整頓されています。

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この写真に写っている以外にも売り場はあるので、思っていたよりも色々な植物が見れた感があります。

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個人の栽培家の方がやられていると聞くと、なんとなく偏ったセレクションなのでは、と思っていましたが、バリエーションは豊富で、サボテンをはじめ、パキポディウムなどのコーデックスも色々あり、30年ものくらいのかなりデカイ亀甲竜が27000円という驚異の価格でした。が、売約済みの札が。

友人の委託品などもあるようで、おそらくそういった部分もあり価格帯はまちまちです。

こちらのHPに価格も出ています。その豊富な種類も確認できますので要チェックです。

 

他に、2000円くらいのトリコディアデマ姫紅小松とかもちょっと気になりました。

さすがにチランジアは扱っていませんでしたが、売り場の隅の方にタンクブロメリアなんかもあったり、その他にも、万物想や、小さいキフォステンマや、蛸モノのユーフォルビア、コーデックスのクッソニアとか、まあ一通りいろいろありました。

エケベリアとかコノフィツムとかみたいな多肉も一通りありました。

アガベも色々と種類豊富で吉祥冠や雷帝、フィリフェラ、笹の雪などがありましたが、ナンバーワンはすぐ売り切れてしまうそうで、今回は見れませんでした。

チタノータ ナンバーワンは僕も欲しいです。

 

委託により、エンセファラルトスなどもある場合があるみたいです。そちらも気になります。

 

 

戦利品

 

Agave victoriae-reginae  ‘compacta’ ( Hime Sasanoyuki )

アガベ 姫笹の雪 (ひめささのゆき) 3400円

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以前、お邪魔した「竹尾シャボテン」以来、気になっていた笹の雪をここでゲット。

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笹の雪の小型品種である、姫笹の雪です。

 

姫とは、学名である “victoriae-reginae” のヴィクトリア レジーナ (ヴィクトリア女王)にかけているんでしょうか。

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アガベはなんか最近とても気になります。

意外と葉の先端がチクチクしてます。購入直後、指にブッ刺さり血が出ました。

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あと、同行した僕の奥さんがゲットした戦利品↓

これは僕も以前から、とても欲しいと思っていたもの。

 

Lophophora diffusa ロホホラ(ロフォフォラ) ディフューサ

翠冠玉(すいかんぎょく) 多毛タイプ 仔ふき 3600円

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もはや植物を越えたモサモサ具合。

ハムスターくらいの癒し効果ありですね。

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どうせサボテンでしょ。って思う方は是非、このロン毛部分をさわってほしいですね。

おそらくはトゲがこういった毛に変化していったように思えますが、本当にふわふわモフモフで気持ちいいです。

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この手前の子供(カキコ)はもらおうかなと思っています。

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緑色の本体部分もぷにょぷにょしていて、本当にかわいいです。

トゲトゲもないし女性の方にもオススメサボなんではないでしょうか。

ちなみに以前、軽く触れた同属のロホホラ ウバダマことペヨーテ同様メスカリンの成分はあるかと思われますので、そこだけ注意。

 

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新井エンゲイ

〒338-0836 埼玉県さいたま市桜区町谷 2-25-28

TEL・FAX 048-854-6352

営業時間10:00~17:00
食事休憩12:00~13:00
小休憩 15:00~15:30

休憩中は対応出来ません。
※但し店内の見学は出来ますので電話にて御連絡ください。
との事です。

定休日 第2・4日曜  他不定

アポ取ってから行った方が良さそうです。

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新井氏曰く、こういった商品の植物は、それぞれの商品のサイズになるまで、とても時間、歳月がかかっている。(特に値段の高いもの)

植物の値段として考えると一見、高いようにも感じるかもしれないけれど、実際にそれくらいの手間がかかっている。とのことです。

 

以前、竹尾さんの所に行った時も、そういったお話をされていましたが、自身で栽培されている栽培家の方は、やはりそういったことを思うのだろうと思いました。

それはその商品に対しての執着というか、ここまで育てた愛情みたいなものがあり、売れることに関しては嬉しいけど、それは別にして愛でて育てたものとの別れは寂しい、というような複雑な感情が根底にあるのではと思いました。勝手な推測ですが。

 

やはり植物といっても立派な生き物なので、そういうやり取りがあってこそ、こちらも大切に育てられそうに思います。

ホームセンターで植物を買う時には到底味わえない感じなのでは。(ホームセンターは、それはそれで良さがあると思いますが。)

 

お金は払っていますが、やはりそこは譲り受けたという感触が残るのがいいなと思います。

 

色々と植物の事も教えてもらえて勉強にもなりますし、車があればそんなに遠くもないので、これからも通いたいと思っています。

 

twelve 青木 健太朗