フィンランド旅行紀-Vol.3 二日目 後編 映画館 ORION (オリオン) (2016.12.25)

ヘルシンキ旅行二日目 後半です。

2016.12.25 クリスマス

 

前半 動物園編は→こちら←

 

今回は、映画館 ORION (オリオン シネマ)へ行くの巻です。

フィンランドのフィルムアーカイブのコレクションを上映する映画館だそうです。

1927年にできたようです。古いですね。

またフィンランドを代表する映画監督 ミカ カウリスマキ、アキ カウリスマキが通っていたということでも有名で、カウリスマキファンであれば是非訪れてみたい場所ではないでしょうか。

 

再びヘルシンキ中央駅の方へ戻りました。

 

 

中央駅構内

 

動物園では食事をしなかったので、お昼時ということでちょっとお腹が空きました。

軽食を食べれるようなカフェなどが幾つかあります。

人が行き交う駅構内だけに、どのお店もそれなりに混雑していました。

 

こちらのROBERT’S COFFEEにてサンドイッチ的なものを購入。

短い列ができていて注文までにしばらく並びました。

 

こちらのROBERT’S COFFEEはフィンランドを中心に展開するカフェで、フィンランドで37店、スウェーデン、エストニア、日本にも少しだけ展開しています。

日本は福岡市にそのお店があります。

日本のROBERT’S COFFEEのHPリンク

 

写真にあるように、サンドイッチ、ハンバーガー系はどれも5€前後なので、まあ日本に比べればちょっと高めですかね。日本にも色々な価格帯のハンバーガーなどもありますし一概に高いとも言えないですけど。

肝心の注文した食べ物の写真は撮り忘れましたが、普通に美味しかったと思います。

 

飲み物はこんな感じのラインナップ。

寒い地域なので甘く温かい飲み物を飲んで体力回復を図ります。

もし福岡市の店舗の近くに行く機会があったら是非寄ってみたいですね。

 

 

 

駅を出て、映画館に向かいます。

 

 

こちらがORIONの住所。

Eerikinkatu 15, 00100 Helsinki, 00501 Helsinki Finland

 

上はGoogle Mapですが、下記は駅からのだいたいの位置関係です。

 

地図右側がヘルシンキ中央駅です。

左の方の赤い線が終わっているEerikinkatu 15 の建物に映画館オリオンはあります。

歩いて行くこともできる距離です。徒歩15分くらいでしょうか。

 

 

少しだけ迷ったので、写真の風景は最短ルートではないかもしれません。

 

途中で個人経営らしきDVD屋さんを発見。

 

だんだん暗くなってきましたね。

一発で見つからず、この辺を行ったり来たりしました。

 

発見!

 

映画館 ORION に到着しました。

 

 

暗くなってきたからか、次の上映時間に近づいたからか、ちょうどサイドのディスプレイの電灯が点きました。

 

上にはメトロポリスのポスターが。

「メトロポリス」 原題:Metropolis 監督:フリッツ・ラング

1927年に公開されたドイツ映画です。(ヴァイマル共和政時代に製作)

ポスターはカラーですが、モノクロ映画で、サイレントです。

ポスターの金色のアンドロイドは、映画スターウォーズのC-3POのモデルになっているのも有名です。

 

こちらは今回、観るE.T.です。フィンランド版のポスターでしょうか。

小さい頃に見たことあった気がしていたけど、記憶が曖昧なため、実は見てなかったっけ?的な映画ですが、まさかヘルシンキで観ることになるとは。

 

上映プログラム。右上のイエロー部分がこれから観る部分です。

 

下記は色々な映画のポスター。

せっかく写真を載せるので、知らない映画もタイトルなどを調べてみました。

 

左上は1955年制作のアメリカ映画「天はすべて許し給う」

All That Heaven Allows

監督 ダグラス・サーク

 

右上は1938年制作のアメリカ映画「ロビンフッドの冒険」

The Adventures of Robin Hood

監督 マイケル・カーティス / ウィリアム・キーリー

下段、右の映画は調べましたがわかりませんでした。

 

と、写真をパシャパシャ撮っているとORIONのネオンが点灯しました。

 

かっこいいですね。

 

 

本日のチケット。

6.5€

 

ちょっとアールデコ風。

 

フライヤーなどチラシコーナー。

下写真、左

ジャック・プレヴェール (Jacques Prévert)

フランスの民衆詩人、映画作家、童話作家で、映画『天井桟敷の人々』のシナリオを書いた人らしいです。

その何かのポスターです。SANOJAって書いてありますね。

 

こんな感じで名画のポスターなどが飾られています。過去に上映したものなのでしょうか。

 

下写真(左上)

1939年のフランス映画 「ゲームの規則 」

監督: ジャン・ルノワール

 

下写真(左下)

1991年のスペインの映画「ハイヒール」

監督:ペドロ・アルモドバル

 

 

 

下写真(ポスター)

1945年のフランス映画「天井桟敷の人々」

監督: マルセル・カルネ

 

下写真(ぶら下がっているポスター)

1938年のフランスの映画「霧の波止場 」原題 : Le quai des brumes

監督:マルセル・カルネ

柱なども雰囲気がありますね。

 

もういっちょ「霧の波止場」

こちらの扉は入れないようでした。

 

下写真(ポスター)

1931年のドイツの映画「M 」原題 : M – Eine Stadt sucht einen Mörder

監督:フリッツ・ラング

これも有名ですけどまだ観れていないんですよね。

 

 

下写真(上ポスター)

1977年のソビエト連邦(時代)の映画「処刑の丘 」英語題名:The Ascent 原題 : ВОСХОЖДЕНИЕ

監督:ラリーサ・シェピチコ (Лари́са Ефи́мовна Шепи́тько)

と思われます。

 

下写真(下ポスター)

1981年のソビエト連邦(時代)の映画「別れ 」英語題名:Farewell  原題 : Проща́ние

監督:エレム・クリモフ (Эле́м Ге́рманович Кли́мов)

こちらも情報は少なかったですが、この監督は「炎628」の監督です。そちらは僕も観ましたが、見てない映画や知らない映画ばかりです。

ちなみに上記の二人、エレム・クリモフとラリーサ・シェピチコは婚姻関係にあるようです。

 

しかも、この「別れ」という作品は、上記のラリーサ・シェピチコ監督が、ヴァレンチン・ラスプーチンの小説『マチョーラとの別れ』を映画化しようとしていた際にロケ先で交通事故に遭い亡くなってしまい、それを引き継ぐ形で夫であるエレム・クリモフ監督が「別れ」として完成させたみたいです。

享年 41歳という若さ。別れというタイトルもなんとも皮肉な。

ソビエトで最も偉大な女流監督と言われるらしいラリーサ・シェピチコさんが猛烈に気になってきましたが、「別れ」という作品は英語版のDVDがギリ手に入りそうなくらいで日本語字幕ありの製品はなさそうでした。

 

で、そのラリーサ・シェピチコさんについて詳しく書かれているHPがありましたので下記に勝手にリンクします。ものすごい情報量です。

HP名 angeleyes

ラリーサ・シェピチコ Larisa Shepitko ソビエト映画の忘れられた至宝

 

 

話は逸れましたが、こちらは関連書籍などの物販コーナー。

 

 

ここで、上記の作品よりも馴染みのある感じがするブルースブラザーズが出現。こういう作品もあるのかと。

上写真

「ブルース・ブラザース」 原題:The Blues Brothers 監督:ジョン・ランディス

1980年のアメリカ映画。

主演 ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド

 

下写真(ポスター)

「ライオン・キング」 原題:The Lion King

1994年公開のアメリカの長編アニメーション映画。ディズニー製作。

 

下写真(上ポスター)

1984年製作の西ドイツ・フランス合作映画 「パリ、テキサス」原題: Paris,Texas

監督 ヴィム・ヴェンダース

上写真(左ポスター)

1990年製作の映画 「ザ・クレイズ/冷血の絆」原題:The Krays

監督:ピーター・メダック

イギリスに実在するギャング兄弟を基にした映画らしいです。

 

上写真(右ポスター)

1990年製作の映画 「ワイルド・アット・ハート」原題:Wild at Heart

監督:デヴィッド・リンチ

 

 

というわけで、ポスター紹介がかなり長くなりました。

この後にE.T.を見ました。フィルム上映でE.T.を見る機会なんてあまりないのではないでしょうか。

E.T.フィンランド語、スウェーデン語版のフィルムなんて現在、何本が現存しているんでしょうか。

 

 

劇場内

天井の丸い照明も素敵でした。

まだ映画始まってないのでいいですよね。写真。

 

クラシカルな雰囲気の劇場ですが、ちゃんと掃除もされていて居心地が良かったです。

 

写真は上映前でまだガラガラですが、結構ちらほらお客さんも入っていました。

というわけでクリスマスの日にE.Tを観ました。

 

こちら、おまけ

劇場のトイレ付近にあるレトロな分電盤のようなもの

 

映画が終わり、人の流れに沿って移動すると、なんと隣のビルから屋外に出ました。入る時はオリオン正面ですが、出る時は向かって右の建物からです。

すっかり暗くなり、ネオンも映えています。

 

こちらは帰国後に奥さんが観ていたカウリスマキの作品。

 

 

1985年 「カラマリ・ユニオン」 監督: アキ・カウリスマキ

この映画館オリオンが映っているシーンがありました。

 

オリオンに入るシーン。

オリオンの内部。

劇場内に入るシーン。

 

ヘルシンキの映画ファンに愛される映画館オリオンでした。

 

 

 

再び夜のヘルシンキ市街へ。

外国の夜というのは素敵です。

こうして夜にフラフラできるのもヘルシンキの治安が良いからですね。

危険な雰囲気というのはあまり感じませんでした。

 

 

ヘルシンキ市立美術館

HAM – Helsinki Art Museum

草間彌生 展が開催されていました。

 

 

テンペリアウキオ教会

(フィンランド語: Temppeliaukion kirkko)

ヘルシンキの観光名所である、キリスト教の教会。大きな岩をくり抜いて作られていて、内側は岩肌がむき出しになっています。

この時点で18時過ぎくらい。

17時まではやっているようなので、閉まったばかりでした。こちらは後日、もっと明るい時間に訪れました。

 

これは普通のアパートとか家でしょうか?なんか立派だったので撮影しました。

 

綺麗な街です。

 

クリスマス真っ只中。日本のクリスマスとは異なり、人はまばらです。みんな家でゆっくり過ごしているんですね。

 

中央駅前にまた戻ってきました。中央駅好きですね。

 

STOCKMANN (ストックマン)

 

後日、ストックマンにも何度かお邪魔しました。

 

ストックマンのディスプレイ。ムーミン仕様でした。

 

こちらのディスプレイはぬいぐるみなどで装飾された子供用。

 

クリスマスですね。

 

 

marimekko (マリメッコ)

 

 

artek (アルテック)

 

椅子やインテリアが好きなので、こちらのアルテックは楽しみです。

もう閉まっているので、窓から覗き見です。アアルトのスツール60が手前に。

 

スツール60が積み上げられているデザインのディスプレイ。

一番上だけ違う椅子ですね。

 

これは歩道の上にブラブラしている電飾です。

 

 

ヘルシンキ大聖堂(wiki) かつては聖ニコラウス教会と呼ばれていたそうです。

 

巨大なクリスマスツリーが。

 

元老院広場のアレクサンドル2世像。

アレクサンドル2世は上の銅像で、下の段の人たちは誰ってことでもなく、法や産業、学芸など象徴した人物らしいです。

今でこそ平和な国ですが、長い歴史では隣国のスウェーデンやロシアに統治されたり、第二次世界大戦でもドイツとロシアの戦いに巻き込まれたりなど、決して安泰ではなかったようです。

この旅行でもロシアを思わせるモチーフはところどころに出てきました。

ロシアからの独立宣言をした1917年から、今年2017年で100周年になるので、僕らが旅行していた時も、独立100周年に向けて記念アイテムなどが販売されていたりなど、お祝いムードが漂っていました。

 

 

再びGLO HOTELのディテール。

ドア内側周り。オートロック。

 

広めですっきりしたトイレ。

 

ハンドソープのみ。

 

コンセントの形状。Fタイプというもので、Schuko(シュコープラグ)とも呼ばれています。

 

Tivoli Audio(チボリオーディオ)が置いてありました。高級ラジオです。

 

デスク周り。ホテルのデスクってなんか好きです。

自宅の自分のデスクはいつもごちゃごちゃしているので。

 

冷蔵庫は小さかったです。

ドリンク類も最初から入っていますが、有料っぽいですし、価格もホテル価格だったらどうしようと恐ろしく触れませんでした。

 

 

2日目後半 まとめ

 

・ヘルシンキ中央駅内のROBERT’S COFFEEは福岡市にもある。

 

・映画館ORIONはヘルシンキ中央駅から徒歩15分くらい。

 

映画館ORIONは歴史がある素敵な映画館だった。

 

映画館ORIONは映画ポスターでも楽しめる。

 

映画館ORIONはアキ カウリスマキ監督のカラマリ・ユニオンに登場する。

 

ヘルシンキは夜でも治安が良さそう。

 

 

これにて2日目終了。

3日目はフィンランドを代表する建築家、アルヴァ アアルト関連の予定です。

 

 

twelve  青木 健太朗