アレハンドロ・ホドロフスキー

ちょっと投稿が遅れたので今更感がありますが、先日、カルトムービーの祖、アレハンドロ・ホドロフスキーの最新ドキュメンタリー作品「ホドロフスキーのDUNE」を観に大森にある映画館、キネカ大森に行ってきました。

7月5日だったような。意外と前ですね。

 

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渋谷アップリンクと悩みましたが、大森に行く機会なんてあまりないだろうと思い、キネカ大森に行く事に。

 

この映画館初めて行きましたが、とってもレトロというか場末感などもあり(良い意味で)、雰囲気のある、現代においては珍しい雰囲気を持った映画館なんではないでしょうか。

 

ホドロフスキーのDUNEは文句なく良い映画でした!

ホドロフスキーの人間的な魅力が爆発です。なんかもう一回見たいです。

じいちゃんだけど男前!猫もちらっと登場します。

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↑かっこいいグラフィック

 

初期のファンド&リスこそ未見ではありますが、伝説的な「エルトポ」や、「ホーリーマウンテン」、「サンタサングレ」ともにどれもぶっ飛んでたりアホっぽかったりして、うーんとか思ったりも、なんだかんだで好きです。

ですが今回のこの作品はそれらとはまた違った雰囲気でとても楽しめました。

なんならホドロフスキー映画見た事無い人でも、無関係に楽しめるのではと思いました。

 

彼の作業スペースなども映し出されますが、その中に、先日このDAY BOOKでも触れた、(FUCTの時の記事)メキシコのイリーガル聖人ヘスス・マルベルデの肖像も確認する事が出来ました。さすが南米育ち。

 

本当にこのDUNEという作品というか、この企画は、その後の映画史における予言的な存在であったのではないかというほどの意識の高さというかテンションの高さを感じました。

ホドロフスキーはタロットをはじめとする形而上的な物事に幼少の頃から親しんでいて、よりいっそうそういった予言的な神がかった要素を感じてしまいます。

 

そんな余韻も残しつつも映画室をでて、パンフレット買おうかな〜なんて悩んでいるときにパッと後ろを見ると「映画秘宝」アートディレクターで、MX系バラいろダンディ(旧ニッポンダンディ)で毎回TVごしに見ていた高橋ヨシキさんがいました!赤髪の悪魔!生ヨシキ氏初めてで感動!

今日は、同映画館でスタートされる「ホラー秘宝」の開始日。トークショーで来ていたようです。(こちらのホラー秘宝は7月18日まで。。)

この場を借りてこれからも応援しています! 「悪魔が憐れむ歌」洋泉社より絶賛発売中です〜!

 

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そして、別日。7月12日、同じくホドロフスキー監督の新作。「リアリティのダンス」公開日に行ってきました。

今年はまさにホドロフスキー祭りですね。

 

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こちらはなんだか初期作品のエルトポに共通する何かを感じつつも、歳を経たホドロフスキーの奥行きを感じさせる内容になっていました。

 

ぶっ飛んだ表現みたいなホドロフスキーらしさみたいなものも残しつつ、人間味みたいなものを今回の作品からは感じました。

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パンフレットも両方ゲット。

 

じいちゃんの巨匠たくさんいますが、ホドロフスキーじいちゃんとても素敵です。

座禅大会も行きたかったな〜、と思います。

 

エルトポ、ホーリーマウンテン、サンタサングレともにVHSですが所有しているので、いつでもレンタルしますよ!

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ホドロフスキーのDUNE、リアリティのダンスともにDVDゲットでしょうか!?悩ましいところです。

 

別監督作品で、ホドロフスキー監修のサイコマジックというのもあり、そちらも未見ですが気になります。

 

次作はフランスでコミックとして出版されている「フアン・ソロ」を撮りたいとの事だそうです。

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アクションだそうで、楽しみですね。

いつまでもお元気でいてほしいです。

 

twelve 青木 健太朗